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度会氏が高砂小学校を訪問! 「自分がなりたいもの、目標を見つけて」

社会貢献活動

28日、元選手で現球団職員の度会博文氏が東京都葛飾区にある区立高砂小学校を訪問。全校児童の前で野球を始めたきっかけや、努力したことなどの質問に答えたり、毎年行われている「新体力テスト」で子どもたちの投力が弱まっている現状を受け、正しいボールの投げ方を指導しました。

この日は投げ方授業の前に、全校児童の待つ体育館へ。『We Are The Swallows』のBGMに合わせて度会氏が入場すると、大きな拍手で迎えてくれました。「今は広報として、地域の方々と何かできないかと活動しています。今日は短い時間ですがよろしくお願いします」とご挨拶し、授業が始まります。

度会氏の現役時代の映像も流され、神宮球場でサヨナラホームランを放ったシーンがスクリーンに映し出されました。スタンドの応援に合わせて子どもたちも手拍子で応援。打球がスタンドに入った時にはまるで球場にいるかのように体育館中が盛り上がりました。

また、インタビュー形式で野球を始めたきっかけや、プロ野球選手になるために努力したことなどを話します。保健委員の児童たちからは睡眠時間や食事のこと、けがの予防法など、身体や健康に関する質問を受け、「朝から夕方まで練習して、さらに夜間練習もあったりするけど、7~8時間は睡眠をとるようにしている。身体が資本なので、食事はいろいろなものをバランスよく食べるように」とアドバイス。最後に「先生やお父さんお母さんの言う事をよく聞いて、早く自分がなりたいもの、目標を見つけて頑張ってください」と呼びかけました。

続いては校庭に移動し、ボールの投げ方を指導。5年生を対象に授業を行いました。準備運動の後、ボールを持つ前にまずは腕を振る練習から。両腕を真横に広げた瞬間に投げる方向へ身体をひねります。

ここからは実際にボールを持ちキャッチボール。「捕るときは相手に指先を向けてると突き指したり、骨折することもあるから、手のひらを向けて捕るようにしてね」とけが防止にも努めました。

ボールに慣れてきたところで、今度は実際の新体力テストに倣って遠投に挑戦です。東京都の小学5年生の平均記録(女子:13.3m、男子:22.3m)の地点にカラーコーンを置いて行いました。1投目は惜しくも平均に届かなかった児童も、「ライナーはもったいないから上に投げてごらん」など度会氏のアドバイスを受けて記録を伸ばし、平均を上回る児童が続出でした。中には平均の倍以上遠くへ投げた児童も!

授業の後は教室で一緒に給食を食べました。最初は緊張気味だった児童たちもだんだんと打ち解け、度会氏の周りは子どもたちでいっぱいに! 時間の許す限りサインに応じるなどしてふれ合いました。

投げ方授業の前に、体育館で全校児童へ向けてインタビュー形式の授業を実施。野球を始めたきっかけや、プロ野球選手になるために努力したこと、身体や健康に関する質問に答えました

ボールの握りや腕の振り、身体の使い方までひとつひとつ丁寧に説明。子供たちは真剣に耳を傾けます

実際の新体力テストに倣って遠投に挑戦すると、都内の小学5年生の平均記録を上回る児童が続出でした。中には平均の倍以上遠くへ投げた児童も!

授業の後は教室で一緒に給食を食べるなどしてふれ合いました。最初は緊張気味だった児童たちもだんだんと打ち解け、度会氏の周りにはサインを求める子どもたちでいっぱいに!