東京ヤクルトスワローズ

熊田氏と度会氏が赤坂小学校で投げ方指導! 「最初は叩きつけるイメージで」

社会貢献活動

30日、元選手で現球団職員の熊田智行氏と度会博文氏が東京都港区にある区立赤坂小学校を訪問。毎年行われている「新体力テスト」で子どもたちの投力が弱まっている現状を受け、児童たちへ正しいボールの投げ方を指導しました。

今回は3年生と4年生を対象に授業を実施。自己紹介の後、さっそく熊田氏と度会氏がキャッチボールのお手本を披露します。ボールのスピードやミットの快音を目の前で体感した児童たちは「すごい!」「速い!」など大興奮!

続いてボールの握り方を硬球を使って説明します。児童たちにも触ってその硬さなどを体験してもらいました。「硬いでしょ? それがデッドボールで当たったりするから、ぶつかっても痛く無いように、いっぱい食べて丈夫な身体を作るようにしてるんだよ」「縫い目は全部で108あって、ひとつひとつ手で縫ってるんだよ」という2人の話に、児童たちは興味津々でした。

続いて、腕の振り方や体の使い方も指導していきます。腕の振り方を身体に覚えさせるため、まずはボールを真下にたたきつける練習を行いました。すると自然と肘が上がり腕の振りが大きくなるので、より遠くへ飛ばせるフォームを身につけることができるのです。

そしていよいよ2人ずつペアになって、安全のため柔らかいボールを使ってキャッチボールの実践です。普段ボールを投げることはほとんどないという児童たち。時々ボールを横や後ろに逸らしながらもキャッチボールを楽しんでいる様子でした。そんな子供たちに熊田氏と度会氏は「そうそう! いいね!!」など優しく声をかけ、上手く投げられない児童には丁寧に指導していました。

キャッチボールの後は、2組に分かれて遠投の練習を行いました。その後は質疑応答コーナー。「筋肉をつけるためには何を食べれば良いですか」という質問には「肉とか牛乳かな。でも1番大事なのは、肉も野菜も魚も、いろんなものをバランスよく食べること」と呼びかけます。

授業の最後には児童代表から「僕は今まであまり野球をやったことが無かったけど、今日いろんなことを教えてもらって、ボールが良く飛ぶようになりました。ありがとうございました」(4年生代表)とお礼の言葉も。熊田氏と度会氏が「今日教えたことを、今後も友達とかと練習してみて」「来年のスポーツテスト頑張ってね」などと呼びかけると、「スワローズも頑張ってください!」とエールをいただきました。

ボールの握り方を硬球を使って説明。児童たちにも触ってその硬さを体感してもらうと、みんな興味津々でした

授業の最後に熊田氏と度会氏のサイン色紙をプレゼント。児童たちは大喜びで色紙に群がっていました